庭のデザインの前に

庭造りで最終的に目指すのはあなたにとっての「素敵な庭」なのではないでしょうか?では、「素敵な庭」とは何でしょう。

人それぞれ素敵と感じる庭は異なります。花がいっぱいで溢れんばかりに咲いている庭というのはとても癒されます。

純和風庭園に見られるような枯れ山水の世界も人の心を魅了するものです。しかし、蹲(つくばい)や鹿おどしがあるようなお宅に住んでいる方は少ないと思います。ガーデニングでは庭全体のバランスや建物との調和が大切になってきます。

庭のプランニングやデザインを行う前に、自分がどんな庭を造りたいのかを考える必要があります。「くつろぎの空間」、「遊びの空間」、「癒しの空間」、「眺めの空間」など庭に求める要素も人それぞれです。

庭造りで失敗しない為にも、 事前に理想的な庭のイメージ作りを行っておいた方が良いでしょう。

庭の位置と役割

一口に庭と言っても、位置によって役割が異なります。

■メインガーデン
敷地の中心となる主庭。居間(リビング)に面している事が多い。

■フロントヤード
建物の正面に面する前庭。

■バックヤード
洗濯物を干すなど家事に使われる事が多い。裏庭やサービスヤードともいう。

■中庭
三方または四方を建物に囲まれた庭。

■坪庭
建物や塀、垣根に囲まれた狭い庭。

■バスコート
浴室に接した小さな庭。風呂庭ともいう。

デザインを重視した庭にする事で見栄えは良くなりますが、デザインばかりに拘ってしまうと機能性が落ちてしまい使い勝手の悪い庭になってしまいます。

庭をデザインする際には、アプローチ、メインガーデン、サービスヤードなど、庭のゾーニング(区分)を確認しておきましょう。カーポートや物置など動かせない物が、ちゃんと頭に入っているでしょうか。その上で、庭の動線も考慮していく必要があります。

例えば、玄関からカーポートに行くには、どこをどのように通るのか、勝手口から物干し場へ行く通路はどうするのか、草木への水やりや車の洗車などで、屋外の水栓を使用する時はどうなるのか、リビングから庭に出る時など、日常生活の動線を意識する事で、デザイン性と機能性を備えた素敵な庭づくりが実現できます。