庭の雑草対策

雑草の原因は土です。土を無くせば雑草も無くなる事になりますが、庭造りには土が欠かせません。そこで、効果的な除草・雑草対策について考えて見ます。

雑草の発生を抑えるには、地面をシートやワラで覆ってしまうマルチングという方法が効果的です。

■バークチップを敷く
バークチップとは、粉砕した木の皮のことです。バークチップを敷くことで雑草の発生を抑えることができます。

■砂利を敷く
土の上に砂利を敷くことで雑草の発生を防ぐことが出来ます。砂利は、その上を歩くと音がしますので、勝手口や家の裏などに敷いておけば、防犯面でも有効です。

本格的に雑草を除去したい場合には、バークチップや砂利の下に防草シートを敷くと良いでしょう。

■除草剤を撒く
手作業で雑草取りが追いつかなくなった場合には除草剤を使います。 除草剤にはいくつかの種類がありますので目的に応じて使い分けましょう。除草剤の種類は購入するお店の方に相談して決めて下さい。

■芝を張る
芝を張ることで雑草を減らすことが出来ますが、芝の手入れが必要になりますので、手間を省くという観点ではオススメしません。また、芝生の間からも雑草は生えてきます。以下に芝生の雑草対策を載せておきます。

■コンクリートを打つ
番外編と言うか雑草対策とは言えないかもしれませんが、コンクリートを打ってしまえばさすがの雑草も生えてくることが出来ません。

芝生の雑草対策

芝生の雑草体躯については、雑草の種類別にイネ科雑草、広葉雑草(マメ科、キク科、トクサ科、ナデシコ科、ヒユ科、カタバミ科など)の2つに分けて考えます。

オヒシバやメヒシバ等のイネ科雑草は、小さく数が少ないうちに手除草しておけば割と楽に処理できます。葉全体が細く、先が尖り、成長すると穂をつけます。株ごとの種数が多いので繁殖力が強いです。一年生のものが多いですが、越年生の冬草として体表的なスズメノカタビラなどもあります。

スギナやハルジオン等の広葉雑草は、基本的には茎葉処理剤を使用すれば楽に処理できます。しかし手除草だと芝生と同じように地下茎やほふく茎などで繁殖するものは処理が難しくなります。

■オヒシバ(イネ科)
大きくなると手で抜くのも力が必要になりますので、数が少なく小さいうちに処理します。抜いても抜いても新たな芽が出てきますが、こまめに草取りをしておけば芽が出ても数は少なくなります。

■メヒシバ(イネ科)
オヒシバ同様、種をつける前に早めの処理をすることが肝心です。一度、繁殖してしまうと草刈機や除草剤を使用しなければ処理は困難になります。

■スズメノカタビラ(イネ科)
冬の代表的な雑草ですが、小さいうちに芽を摘んでおけば簡単に抜けます。繁殖力が強く、発生する芽数が多くなりやすいので早めの処理を心がけます。

■スギナ(トクサ科)
表面部分の草を抜いても地下茎がある限り発生してきますので、元の地下茎を処理しなければ根本的な除草になりません。

■ハマスゲ(カヤツリグサ科)
土を掘って取ろうとするとかなり深く掘らなければならず、また球根は複数ある可能性が高いので手で完全に除草するのは難しいと言えます。